敏感肌で頬がヒリヒリ痛い……
敏感肌で頬のヒリヒリとした痛みにさんざん苦労された方から大変有意義な敏感肌の体験記を寄せられました。敏感肌の人は間違ったケアをすると肌はひどい状態になります。
このケースでは肌の状態が最悪な時に偶然、肌に合う化粧水に出合ったことから短期間に敏感肌のひどい状態から快方に向かったそうです。
このことから化粧品とは肌質に合うかどうかがすべてであることが分かります。
本稿ではこの体験記を元にして、現在敏感肌でお悩みの人のために、頬がヒリヒリ痛い時にやるべきこと、考えるべきことをご本人の語りを交えて分かりやすく記事にまとめてみました。
ではその体験記をご紹介します。
その時の肌の状態は?
私はもともと敏感肌で痛みも感じやすいのですが、ある時急激に肌が乾燥し、頬がヒリヒリ痛みだしました。肌は自分でもよく分かるほどにボロボロの状態でした。
これは大変とばかりに周囲からすすめられるままに保湿化粧水をあれこれと試してみました。どれもこれもあまり効果は感じられず肌はあいかわらず過敏な状態でした。
その時点では肌のかぶれもひどくなり、万策尽きて保湿化粧水などは一切やめてやさしく水洗いだけするようにしました。
タオルでこすれるだけでも痛むのでそっと頬に押し当てるような洗顔でした。これしか方法が思いつかなかったというのが実情かも知れません。
ついに転機が……
皮膚は表皮と真皮が重なっていて、真皮層には痒みや痛みを感じる神経線維があり、外からの刺激が直接真皮層に届くと痛みを感じるそうです。
あの時頬がヒリヒリと痛みを感じていたのは、表皮層が肌のバリアー機能を果たさず、直接真皮層に刺激が伝わっていたからでした。
その刺激の元凶は肌に合わない複数の化粧品類、肌の極度の乾燥、そしてクレンジング剤にあったようです。
ヒリヒリ肌の状態が一月半ほど経った頃、ある化粧水を紹介されました。
あまり期待はしていなかったのですが、名のあるメーカーの製品で値段も手頃だったのでダメ元で試してみました。当時はほぼすっぴんの毎日でしたが、保湿のための化粧水が必要だったのです。
ところが、これがなんと大当たりでした。
それを使い始めて二日目には「あっ、これはいいかも!」と直感的に感じました。ケア後の感覚がこれまでとはなんか違うのです。
経過はほぼ一週間ほどであのヒリヒリ感が軽くなり、次第に肌のかぶれも取れ、肌の状態は見違えるほどに改善されました。
次項ではこの時の体験を踏まえて敏感肌ケアについて悪化した場合の対応策についてまとめてみました。
頬がヒリヒリ痛い時の対策
まずはじっくりと原因を考えることです。肌の状態が悪化した原因は必ずあるはずです。
実は心当たりがありました。この当時私は敏感肌から少しはマシになろうとあれこれと試供品を取り寄せてはひたすら試していました。そのうちのどれかが肌に合わなかったのが原因のようです。
動揺した私は、肌の乾燥が原因と思い込み周囲にすすめられるままに保湿化粧水を何種類か試して、さらに敏感肌を悪化させたのでした。
あの時、効果の感じられない化粧品を一切やめて、ひたすら水洗い洗顔に切り替えたのは良かったと思います。
たまたま自分の肌質に合う化粧水に出会ってからはストレスもなく、短期間で痛みが消え、肌の状態が回復しました。
これが究極の解決策といえます。あの時は何故かこの解決策が思い浮かびませんでした。あれこれと自分で悩まずに皮膚科の専門医に相談すべきだったのです。
まとめ
「『貧すれば鈍する』といいますが、あの時になぜ皮膚科専門のクリニックに駆け込まなかったのか今でも不思議に思います」と、
その方は最後に記述しておられましたが、人は本当に動揺した時は案外そういうものかも知れません。
敏感肌で頬がヒリヒリ痛むのはとても辛いものです。今回の体験記が同じお悩みを持つ方々の参考になれば幸いです。