トイレットペーパーはどうして品切れなの、いつまで続くの……!

トイレットペーパーの買いだめが横行しています。

スーパーやドラッグストアではトイレットペーパーが店頭から姿を消しました。原因はコロナウイルス関連の根拠のないデマから発生した「トイレットペーパー品切れ不安障害」です。

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この問題を受け、政府をはじめトイレットペーパー業界団体はトイレットペーパーの在庫については全く問題ないことを日々報じています。しかし実際に大方の店舗では店頭にトイレットペーパーは確かに見かけません。

本稿ではトイレットペーパーは在庫があるのになぜ店頭にないのか、またこうした状況はいつまで続くのか簡単に調べてみました。

はじめに本当にトイレットペーパーは不足しているのでしょうか。

トイレットペーパーの在庫は十分

経済産業省によると3月3日現在で、トイレットペーパーの全国配送状況は一日当たり、通常の倍の分量4000万ロールになっており、これは330万世帯に1ロール1パックずつを供給できる分量とのことです。

ちなみに1ロール1パックのトイレットペーパーは、4人家族であれば3週間分持つ分量だそうです。

さらに在庫も国民全体の3週間分に相当する3億5000万ロールあり、生産も継続していることを公示し、国民に落ち着いた行動をとるようにお願いしています

また、トイレットペーパーのメーカー39社で構成される業界団体「日本家庭紙工業会」はこの2日、トイレットペーパーの98%は国内で生産されており、加盟各社とも在庫はあり、供給量には全く問題がないことを公告し、改めて買いだめを行わないように呼びかけています。

それでは在庫があるのにどうして店頭に並んでいないのでしょうか。

どうして品切れなの

トイレットペーパーの在庫に問題がないことは政府も業界団体も強調しているところですが、それではなぜ店頭に並んでいないのでしょうか。

それはトイレットペーパーが物流コスト上、場所をとる商品であることが原因のようです。

トイレットペーパーは利益率の割に場所を取るためスーパーやドラッグストアなどほとんどの販売店では在庫を嫌い、ぎりぎりの必要量だけ仕入れる傾向があります。そのため需要の多いところでは毎日トイレットペーパーを仕入れる店舗も普通に存在するそうです。

トイレットペーパー専門の配送業者によると、倍増した発注に大型車両をフル稼働して対応しても配送が追い付かないということでした。

トイレットペーパーはかさばる積み荷であるため、積み荷が増えることから出荷や納品の際の積み下ろしに時間がかかり、次の店舗への配送も遅れてしまうという悪循環に陥り、結局、在庫があるにもかかわらずトイレットペーパーが店頭に並ばない状況になっているようです。

それではこうした状況から全体の小売事業者にトイレットペーパーが行き渡るのはいつまでかかるのでしょうか。

いつまで続くの……!

トイレットペーパーの在庫があるのに店頭に並ばない状況は、メーカーから卸売事業者、さらに小売事業者という一連の物流ルートにおける物流のタイムラグによることから、大方の観測では全国的に落ち着くのは、ここ1~3週間のところではないかということでした。

この期間の長短については国民のこれからの行動次第と言えるかと思われます。

すべての国民が一致団結して落ち着いた賢明な行動をとることにより1週間程度の短期終息も考えられます。いずれにしても無用な買いだめに走らないことが事態の早期解決に繋がります。

おわりに

今回の騒動の発端は根拠のないデマから始まっています。

インターネットが普及した現在、不安材料などはとりわけ素早く拡散し、それを信じた人々に不安障害を引き起こさせます。

今回は新型コロナウイルスに関連した根拠のないデマを鵜呑みにした人が不安感から買い走り、更に善意からその情報を周囲に共有させたのかも知れません。

現在経済産業省はメーカー、卸売事業者、小売事業者、および宅配業者等に協力を要請し、トイレットペーパーの店頭への配送を強化しています。

この騒動の早期解決はひとえに国民一人一人の落ち着いた、賢明な行動にかかっていることは間違いありません。