こんにゃくはダイエット効果の他にも意外な効能があるんです!

今日はダイエット効果にかくれたこんにゃくの意外な効能のお話です。
 
こんにゃくは数年前に欧米でダイエット食品として流行りました。日本では現在でもこんにゃくダイエットは有名で根強く支持されています。
 
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このこんにゃく、実は日本固有のものではなく外国からもたらされました。その時期には諸説ありますが、飛鳥時代には既に医薬品として伝来していたようです。
 
こんにゃくの医薬品としての効能とはダイエット効果のことなのか、それともダイエット効果以外の効能があるのか気になるところです。
 
この辺の疑問を解くべく本稿では、こんにゃくのダイエット効果とその他の意外な効能について調べて見ました。
 
はじめに、こんにゃくにダイエット効果はあるのでしょうか。

こんにゃくのダイエット効果

こんにゃくにダイエット効果は有りと考えます。
 
こんにゃくのダイエット効果は広く知られています。その理由はおおむね以下の点にあります。
 
低カロリーである
こんにゃくはカロリーがとりわけ少ないことが特徴であり、脂肪として体内に蓄積する要素がありません。但しこのことは栄養価がないことを意味しません。
 
食べる際に適度に噛む動作を繰り返す
それにより脳の視床下部にある満腹中枢が刺激され満腹感を覚え、過食が抑制される。
 
満腹中枢は血糖値の上昇が影響するとされていますが、噛むという動作も関与しているように思われます。
 
腹持ちがよい
こんにゃくを食べると実際に満腹感が得られ、それが持続します。このことから過食が抑えられます。
 
こんにゃくの持つ以上の特徴からダイエットには貢献していると思われます。

こんにゃくにまつわる風習

今回のテーマをリサーチしていくうちに「こんにゃくは体の砂払い」という言葉に出合いました。
 
この言葉について、『精選版 日本国語大辞典』の解説では、「砂を取り除くこと。12月8日の事八日((ことようか)または冬至などにこんにゃくを食べて体内の砂を取り除くという俗信」、なのだそうです。
 
こうした考え方や風習が日本各地に残っています。
 
次第に、こんにゃくにはダイエットの他にも何らかの効能があるのではという確信が浮かんできました。
 
もしこんにゃくに何らの効能もないのであれば、このような言葉事態が廃れているはずです。
 
そこで丹念に調べた結果、ダイエット効果の他に、意外な効能がまとまりました。

こんにゃくの意外な効能とは

こんにゃくにはダイエット以外にも以下の効能が取り沙汰されています。
 
  ① 整腸作用がある
  ② 体内の尿管結石を予防する
  ③ 血中コレステロール値を抑制する
  ④ 肌に良い
 
これらの作用は主に、こんにゃくに多く含まれている食物繊維とその他の含有成分の微妙なバランスが関与していると思われます。
 
次項ではこれらの意外な効能をもたらすメカニズムについて解説していきます。

こんにゃくの食物繊維の作用

こんにゃくにはグルコマンナンという食物繊維が含まれています。
 
食物繊維とは消化液では消化されないこんにゃくの超微細な成分のことです。形状は繊維状などいくつかの種類がありますが、無数の小さな穴を伴う構造の多孔質であることが特徴です。
 
そのため消化管を通過する際に、周囲の水分や胆汁酸、不要物などを吸着し、膨張した状態で腸管を刺激しながら移動します。
 
この食物繊維の一連の動きは整腸作用につながり、コレステロール値の上昇を抑えることになります。
 
脂肪の消化・吸収に必要な胆汁酸はコレステロールが材料となり、肝臓により生成されますが、胆汁酸が不足すると肝臓はコレステロールをどんどん消費して胆汁酸を作るので血中コレステロール値は低下します。
 
またこんにゃくに多く含まれるカルシウムが体内の結石予備軍となる物質と結合し、これを一緒に体外に排除する役目をしていると考えられます。
 
さらに、近年こんにゃくにはセラミドが含まれていることが確認されたということです。
 
「こんにゃく セラミド」で調べますと多数の専門メーカーのホームページが購入をアピールしています。セラミドは肌の保湿に貢献する成分です。
 
こんにゃくの意外な効能にはこのようなメカニズムが働いていると思われます。
 
ここでこんにゃくの栄養価を参考までに挙げます。

こんにゃくの栄養成分

以下にこんにゃく100gあたりの栄養価を挙げます。
 
こんにゃくの栄養価
板こんにゃく(生いも)(100g)
 
 ●カロリー  6.9kcal
 ●炭水化物  3.3g
 ●脂質    0.1g
 ●タンパク質 0.1g
 ●食物繊維  3.0g
 
 ●ビタミン
  ビタミンB6    0.02mg
  ビタミンB9(葉酸) 2.0mg
 
 ●ミネラル分
  ナトリウム   2mg
  カリウム   44mg
  カルシウム  68mg
  マグネシウム  5mg
  リン      7mg
  鉄分      0.6mg
  亜鉛      0.2mg
  マンガン    0.05mg
 
 ●その他の成分
  水分     96.2g

出典:ウィキペディア、日本こんにゃく協会発行「蒟蒻新聞」

 
この数値から、バランスはともかくとして、こんにゃくには6大栄養素が含まれています。そしてカロリーが低く、ミネラル類ではカルシウムの含有量が特に目立っています。
 
比較のために他のいも類を目安として挙げます。
 
 ■カロリー (100g)
  さといも   58kcal
  じゃがいも  76kcal
  さつまいも  134kcal
 
 ■食物繊維 (100g)
  さといも   2.3g
  じゃがいも  1.3g
  さつまいも  2.3g
 
 ■カルシウム (100g)
  さといも  14mg
  じゃがいも  2mg
  さつまい  34mg
 
以上でこんにゃくの特徴がはっきりされたかと思います。

まとめ

こんにゃくは栄養価がないという見解がありますが、決してそういうわけではありません。
 
含有量やバランスはともかくとして、炭水化物をはじめとして 6大栄養素はしっかりと含まれています。
 
微量でもビタミンに見られる相乗作用のように、さまざまな効能を他の成分と相乗的に発揮することは十分に考えられます。
 
こんにゃくの大きな特徴はカロリーがとりわけ少ないことと満腹感が持続することです。その上ミネラル分も比較的バランスよく含まれています。
 
そして何よりも噛み心地がよく味噌田楽などは美味しく頂けます。ダイエットを目指している人には最適な食べ物と言えるでしょう。