今日は首のシワやたるみが目立ち、どうしたものかとお悩みの人に、首のシワやたるみを確実に取る方法を探してみました。
首周りのシワやたるみはおでこのシワ同様、老け顔の特徴とされています。
おでこや顔のシワなどは普段のケアの際にすぐに発見でき、早くから対処できるのですが、首周りの場合、気付くのが遅れがちです。
本稿では、首のシワやたるみはどうして起こるのか、また確実に取るにはどのような方法があるのか、この辺りを探ってみました。
はじめに首にシワやたるみはどうしてできるのでしょうか。
首のシワやたるみの原因
首にシワやたるみができる原因は紫外線と体質にあると思われます。
紫外線は目からも入り込んで角膜障害を起こすばかりでなく、皮膚から入り込んで、真皮層内で活性酸素を増大させ線維芽細胞を侵食していきます。結果的に弾性繊維が劣化し肌のハリを失い、シミやシワ、たるみが発生することになります。
しかし最も大きな原因は遺伝的なものと考えます。
遺伝形質は受け継がれると必ずしも発現するわけではありませんが、形質が発現した場合は同じ場所に、同じようなシワがDNAに刻まれた情報のままに同じメカニズムで発生することになります。
若年で首にシワがあるケースはほぼ遺伝的な原因と考えられます。
年齢による皮膚の違い
皮膚の代謝機能は10代の思春期から20代が最も活発ですが、その時期を過ぎると次第に下降に転じます。皮脂の分泌に大きく関与している男性ホルモンや細胞の増殖に関与している成長ホルモンの分泌も同様な軌跡を描き下降していきます。
そのため代謝の活発な時期と、アラフォー以降のシニア世代の皮膚の状態は異なっており、有効な改善策も違ったものになります。
代謝の活発な世代では首にシワがあったとしてもたるみは発生していないのが特徴です。
では思春期を含めて代謝の活発な時期の首のシワについて考えてみます。
10代、20代の首のシワ
10代、20代の年齢で首のシワでお悩みの人を時折見かけます。確かに首にくっきりとシワが認められる場合があります。
しかし傍から見て老け顔には見えません。ハリのある健康的なシワに見えます。凹みがはっきりしているのは代謝が活発で肌にハリがある年代だからです。
これを老け顔の象徴として捉える人はいないでしょう。
よくニキビやそばかすも愛嬌と言われますが、全く同様で、「あばたもえくぼ」であり、老化現象とは本質的に違うので気にする必要はありません。
しかしどうしても気になリ、シワを取りたいという場合、改善策として美顔器の使用が無難と思われます。皮下組織の代謝を活発にして徐々に改善していく方法になります。もともと代謝が活発な年代なのでリスクを侵す必要はありません。
また速攻で効果を実感したい場合にはボトックス注入法などがあります。クリニックを選びリスクなどについて納得する必要があります。
次にアラフォー、アラフィフ世代を過ぎて首のシワとたるみが目立ってきた場合を考えます。
シニア層の首のシワとたるみ
シニア層の首のシワやたるみは、加齢に起因する皮下組織の機能の衰えが原因であり、そのような皮膚の状態に即した対策が必要です。
この年代は首に比較的大きなたるみや縦じわができやすいのが特徴です。皮脂の分泌を司るホルモンの分泌はほぼ終息しており、肌は乾燥しやすくシワができやすい状態にあります。
首のシワやたるみは晒したくない。どうしても取りたいという場合には、リスクもあり、費用も高額なので大きな決断が必要ですが、やはりフェイスリフトが最適と思われます。
次項では、首のシワやたるみを取る具体的な方法についてご紹介します。
首のシワやたるみを確実に取る方法
比較的効果が実証されているポピュラーな方法として以下が挙げられます。
ポラリス照射による治療
高周波とレーザー光線を併用して使用する治療法です。真皮層に刺激を与えて線維芽細胞を活性化させてコラーゲンやエラスティンといった肌のハリを維持する間質成分の生成を促して首のシワを改善しようという考え方です。
料金は、顔全体で5万から10万円位。時間は60分位掛かります。
美顔器の使用
ポラリス照射と同様に、皮下組織に刺激を与えて活性化させることでシワやたるみを取る治療法になります。
ラジオ波や光、電流を利用するものなど多くの機器が開発されており、機器を購入すると自宅治療も可能になります。価格は数万円から数十万円まであります。
ヒアルロン酸注入法
首のシワにヒアルロン酸を注入する治療法です。施術後の腫れがひけると効果を実感できますが、10日もしないうちにもとに戻ってしまう人もいます。
また注入した部分の皮膚が固くなったりします。費用は1回につき5万円から10万円程度。
ボトックス注入法
筋肉の動きを麻痺させる薬剤を機能解剖学的な見地からピンポイントに注入して首のシワを改善しようという治療法です。
おでこや眉間、目元のシワからあごのシワまで応用範囲は広く、その効果の持続期間は6ヶ月前後とされています。定期的に行う必要があります。
費用は首のシワの場合で、4~6万円、赤みや内出血、腫れなどが出るリスクがあります。
フェイスリフト
最後の手段という治療法になります。フェイスリフトにはメスを入れるタイプとメスを入れずに糸と針によるタイプがあります。
特にシニア層の場合施術後の効果を実感できるのはこの方法と思われます。いくつかのやり方があり、それらを併用する場合もあります。
ネックリフト
耳の後ろの目立たない部分にメスを入れ、主に首の縦じわやたるみを大きく改善できるとされています。
傷跡は残っても目立つほどではなく、その辺りは十分考慮した上での施術になります。
ループリフト
メスを入れずに丈夫な糸と針による施術でキズはほとんど残りません。首の他にあごや頬などにも対応可能です。
フェイスリフトによる施術は首の場合で、ざっと50万円から100万円程の費用が目安となります。
おわりに
今回、首のシワやたるみを取る方法についてリサーチすると、ネット上では、枕なしで寝るとか、スマホなどで下を向かないとか、果てはクリームを塗るとか寒々しい情報で溢れています。
そのクリームの価格は驚くほど高価でした。このような方法で首のシワやたるみが予防できたり、取れたりするのでしょうか。
確実に首のシワやたるみが取れる方法でなければなりません。
首のシワとたるみを確実に取るには、熟練した専門医によるフェイスリフトによる施術が結局は一番信頼できるのではないかと考えます。
ネット上の不正確な情報には惑わされないことです。