コスメを使わないスキンケアは可能でしょうか。大抵の人が一度は考えたことのあるテーマではないでしょうか。
このリサーチをしていくうちに、意外と多くの人がコスメを使わずに普段のスキンケアを済ませていることが分かりました。
特にオイリー肌の人は、皮脂の過剰分泌が治まるアラサー辺りから、少なからずの人がすっぴんかノーメイクで通しています。
今日はこれからこの方法を試してみようという人の参考のために、「コスメを使わないスキンケアは可能なのか」というテーマで調べてみました。
それでははじめに「すっぴん」と「ノーメイク」の区別からお話します。
すっぴんとノーメイクの区別
この区別は人それぞれでしたが、ほぼ共通の認識として、以下のように分けられました。
【すっぴん】 → 洗顔後、スキンケアも何もしない。
【ノーメイク】 → 洗顔後は保湿のための乳液か化粧水、あとはせいぜいUV対策まで。
すっぴんとノーメイクの違いにはほぼこのような認識がありました。
つまりコスメを使わないということは、保湿や日焼け用の基礎化粧品までは使用するけれども、それ以降の化粧下地、ファンデーション、メーキャップという過程は省くことになります。
では実際にコスメを使わないスキンケアは可能でしょうか。
コスメを使わないスキンケアとは
コスメを使わないスキンケアをする時は肌質によって調整する必要があります。
●敏感肌の人
肌に負担がかからないので、この方法で美肌が保持できるのであればこれに越したことはありません。
洗顔フォームでのクレンジングもしなくて済み、油脂分を使用しないので水洗顔も可能となります。
●オイリー肌の人
皮脂の過剰分泌が盛んな時は、ニキビや吹き出物対策には医薬品で適切に対処します。もともとコスメを使わないので化粧崩れということは起こりません。
次第に皮脂の過剰分泌が終息してきたら、この肌質には最適なスキンケアと言えます。オイリー肌の人のほぼ過半数はすっぴんで通しているようです。皮脂分泌が適量に近づくので、オイリー肌の人はしっとり肌をキープできて、シワもできにくいのです。
●乾燥肌の人
常に肌の保湿に注意しなければなりません。したがって「すっぴん」ではなく「ノーメイク」でトライすべきです。乳液や化粧水は肌質に合うものを使用します。
乾燥がひどい時は保湿の回数を増やしたり、保湿用の化粧品の使用も考えて、完全なノーコスメにはこだわらない方が無難です。
●普通肌の人
肌質は人により様々です。すっぴんとノーメイクのどちらかをやってみて判断します。肌の具合の良い方で継続します。
すっぴんでトライしてみてあまりにも肌が張るようですと実は乾燥肌なのかも知れません。
この際も化粧品を使った方が具合が良いようでしたら、その方法で続けるべきでしょう。
肌に詳しくなる
コスメを使わずにスキンケアをするには、ご自身が肌に詳しくなることが望まれます。肌の具合が悪い時、肌がどういう状況なのかを自己診断できなければなりません。
そうした知識はネット上で、信頼のできる専門サイトを見つけることで独学できます。
また普段から専門のクリニックをかかりつけに持っていると便利です。いつでも専門家に相談できるようなルートを確保しておくことは大事です。
注意すべきは、化粧品のコマーシャリズムや不正確な知識がネット上に氾濫しています。振り回されないことです。
次に、この試みのために肌の状態をチェックする便利な項目をご紹介します。
肌の状態のチェック項目
コスメを使わないスキンケアを継続していくについて毎日の肌の状態は気になるところです。
そこで肌の状態をチェックする際の項目を以下に挙げます。
このチェック項目は【う・な・は・だ・け】と記憶されると分かりやすいです。
【う】・・・潤い
【な】・・・なめらかさ
【は】・・・張り
【だ】・・・弾力
【け】・・・血色
その日の肌の状態を何段階かに決めて、潤いは何点、なめらかさは何点、血色は何点という具合に点数制でチェックしてもよいです。毎日採点することで、その日の肌の状態を表す便利な指標になります。
生活パターンを習慣化する
コスメを使わないスキンケアを続けるには、以下の生活パターンを毎日継続して習慣化することが望まれます。
① 規則正しい生活
一日24時間の生活リズムが狂っていたら、皮膚のターンオーバーの周期が安定するはずがありません。
日々のサーカディアンリズム(体内時計のリズム)を安定させることが重要です。それはホルモンバランスの安定に確実に繋がります。
② 十分な睡眠
睡眠時には成長ホルモンが分泌され、痛んだ細胞の修復・増殖がなされます。質の良い「十分な睡眠」はアンチエイジングには欠かせません。
③ バランスの良い食事
日々の食事に気を配ることは非常に大切です。緑黄色野菜を中心に栄養バランスを考え、アンチエイジングの手助けとなるような栄養素を普段から積極的に摂ることです。
ビタミン群の中でも特に相性の良い「ビタミンエース(ビタミンA, C, E)」という言葉をご記憶されたら良いです。ほうれん草(ビタミンC)の胡麻(ビタミンE)和え、など、ビタミンは相乗効果が大きい栄養素です。
④ 精神面のケア
ストレスが美容に及ぼす影響は予想外に大きなものがあります。ストレスがやって来ても、それを溜め込まずに、発散するなり、転化するような心の習慣づけを意識することが望まれます。
以上のような生活習慣を、肌の状態を注意深く観察しながら、毎日のパターンとして続けていくことになります。
まとめ・コスメを使わないスキンケアは可能です!
今回は「コスメを使わないスキンケアは可能なのか」というテーマで調べてみましたが、どうやら可能ですという答えになります。既にそれぞれのスタイルで実践されている人が予想外にたくさんおられました。
そしてその経過も良く肌の状態に満足されているようです。
これまでお話してきたことを踏まえて、肌の様子を観察しながら根気よく継続していくことで、コスメを使わないスキンケアは可能と考えます。
コスメを使わないスキンケアは人が本来持っている自然治癒力を高めます。長く続けていくことで化粧品を使わなくても肌自体が最適に反応するようになるようです。
但し、すっぴんやノーメイクの人でも顔の産毛や唇、眉などのポイントメイク、及びUVケアはしっかりとやっている人が多いようです。